皆さん、こんにちは。
今回は最近読んで僕が特にオススメしたい一冊、リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」についてお話したいと思います。この本は、まさに人生やキャリア、そして未来に大きな影響を与える内容が詰まっています。
この本は、一言で言うと、人生をより良く生きるための「手引き書」のようなものです。今の時代は変化が早く、特にフリーランスのような働き方をしている人にとっては、これからの時代をどう進んでいけばいいのか不安や迷いを多く抱えていらっしゃる方もいますよね。この本は、そういった不安を少しでも減らしてくれるヒントがたくさん詰まっています。
今回の記事では、「LIFE SHIFT」の中から特に目からウロコの5つのポイントをピックアップして、詳しく紹介していきます。フリーランスで働いている皆さん、またはこれから独立を考えている方々に、是非知っておいてほしいポイントばかりです。具体的にどういった方法で人生やビジネスにポジティブな影響を与えられるのか、それを実際に解説していきます。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
【ポイント1】未来のビジョンを持つ
さて、最初に取り上げる大事なポイントは、未来のビジョンを持つことです。リンダ・グラットンは、「LIFE SHIFT」で、未来に対する明確なビジョンがなければ、どれだけ優れたスキルを持っていても、それが真に活かされることはないと語っています。
現実的に話すと、フリーランスの仕事は色んな面で変わりやすいところがあります。今日はこうだけど、明日はどうかわからない。そんな不確実性がつきまとう中で、方向性を見失いがちです。でも、未来のビジョンがしっかりとあると、その不確実性も乗り越えやすくなるんです。簡単に言うと、ビジョンがあると「何のために頑張っているのか」が明確になるということです。そして、それがあると不安も減って仕事にも前向きに取り組めるようになります。
例えば、あなたがフリーランスのデザイナーで、未来には自分のデザインスタジオを持ちたいと考えているとしましょう。そのビジョンを持っているだけで、今日取るべき行動、例えば「どのようなスキルを磨くべきか」や「どのクライアントと長期的な関係を築くか」が見えてきます。
具体的な行動ステップとしては以下のようなものが考えられます:
- 短期・中期・長期の目標を設定する: それぞれのステップで自分がどこにいたいのかをまず明確にします。
- 逆算して行動計画を作る: 長期の目標に到達するために、今何をしなければならないのか逆算して考えます。
- 週・月・年といった単位でレビュー: 進捗を定期的にチェックして、必要な調整を行います。
「でも、具体的にどうやってビジョンを作るの?」って思いますよね。それには、自分自身の価値観やどんな時に興奮するのか、何が得意なのかといった点を明確にして、それに基づいて未来を描いてみてください。時間をかけてでもじっくりと考える価値は十分にありますよ。
さて、このように未来のビジョンをしっかり持つことで、日々の仕事にも前向きなエネルギーが湧いてくるはずです。次に進む前に、今一度、自分の未来について考えてみてはいかがでしょうか。
以上が「未来のビジョンを持つ」というポイントについてです。あなた自身のビジョンが明確になれば、その他のポイントもきっとスムーズに進んでいくはずですよ。次に進む前に少しだけ時間を取って、考えてみてくださいね。
【ポイント2 】スキルと資質をアップデートする
次にお伝えする大切なポイントは、スキルと資質を常にアップデートしていくことです。リンダ・グラットンが言うには、21世紀の働き方では、常に進化し続ける必要があるということです。この部分はフリーランスには特に響く部分ですよね。なぜなら、フリーランスは、新しいプロジェクトや環境、クライアントに常に適応する力が求められるからです。
「でも、何を学べばいいの?」というのが次に来る疑問ですよね。21世紀には、ITスキルはもちろん、コミュニケーション能力、クリティカルシンキング、柔軟な思考力などがキーとなります。つまり、技術だけではなく、「人とどう関わるか」がすごく大切ということです。
実際にこれらのスキルや資質をどう磨いていくか、具体的な方法は以下の通りです。
- オンラインコースやセミナーで学ぶ: 例えば、コーディングやデザインなどのテクニカルスキルは、オンラインで学べるリソースがたくさんあります。それこそ無料で学びたいのであればYouTubeに多くの有益なチュートリアル動画が上がっています。
- 人脈を広げる: コミュニケーションスキルは、実際に人と関わる場を作って磨くのが一番です。ローカルのイベントやミートアップに参加することで、多くの人とコミュニケーションを取る機会を作りましょう。昨今は、人と交流するためのアプリなどもたくさんあるので、そういったツールも有効活用していきましょう。
- 問題解決能力を高める: 実際のプロジェクトに参加するか、自分で小さなプロジェクトを始めることで、クリティカルシンキングを磨くことができます。
また、注目される資質としては、持続可能な環境や社会貢献に関心を持つ「サステナビリティ思考」や、「リモートワークでの高い自己管理能力」などが今後ますます重要になるでしょう。
このように、スキルや資質をアップデートすることで、フリーランスとしても更なる高みに到達することができます。もしも「今の自分は十分か?」と自問自答する瞬間があれば、それは新しい何かを学ぶ良いタイミングかもしれません。
というわけで、未来のビジョンがある程度明確になったら、次はそのビジョンに向かって必要なスキルと資質を磨いていく段階です。そうすることで、目の前の仕事だけでなく、将来にわたっても活躍できる自分を作り上げていくことができますよ。
では、次のポイントに進んでいきましょう!
【ポイント3】ネットワークを築く
さて、次にお話しするポイントは、ネットワークを築くことです。リンダ・グラットンは、これを「社会資本」の形成とも言っています。一人でできることは限られているけれど、人と手をとって協力することで多くをなすことが可能となります。そして、良い関係を築いておけば、より多くのことをスムーズに進めることができます。
グラットンが強調する社会資本とは、単に人脈を持つこと以上に、信頼と相互理解に基づいた関係性です。特にフリーランスの場合、実際のところ仕事の依頼は口コミや紹介が一番多かったりしませんか。だからこそ、質の高いネットワークは仕事の質と量に直結する可能性が高いんです。
「でも、どうやって良いネットワークを築くの?」この疑問に対する答えはいくつかあります。
- 共通の興味や価値観を持つ人と繋がる: 同じ業界のイベントやセミナーに参加すると、自然と同じ方向を向いている人たちと出会えます。
- 与えることから始める: 「何かお手伝いできることはありますか?」と積極的に聞くことで、まずはギヴの精神を養いましょう。そして、これをひたすら続けていくことで、信頼資産がためていきましょう。
- 定期的にフォローアップ: 一度繋がったからといって、その後放置しては意味がありません。定期的に連絡を取ることで、関係性を深めていきましょう。
ちなみに、ネットワーキングは「量」よりも「質」です。何百人もの人と浅く繋がるよりも、数人でも深く信頼できる関係を築く方が価値があります。
社会資本は、単なる「人脈作り」以上のものです。お互いに価値を提供し合い、成長を促し合えるような関係を意識して築いていくことが大切です。フリーランスとして働く上で、この社会資本は貴重な資源となります。だからこそ、効果的なネットワーク作りに、少しずつでも時間を投資することがおすすめです。
【ポイント4】ワークライフバランスを考慮する
4つ目のポイントは、ワークライフバランスを考慮することです。フリーランスにとって、仕事が生活の大半であることは言うまでもないですが、それだけに仕事とプライベートのバランスを取ることがとても重要になってきます。
仕事に打ち込むことは大切ですが、それだけが人生ではありません。リンダ・グラットンも言っているように、ワークライフバランスを保つことで、長期的に見て仕事のパフォーマンスもアップします。
グラットンが提案するバランスの取り方は以下の通りです。
- 時間を効率的に管理する: タスク管理ツールやカレンダーを使って、一日のスケジュールを事前に計画しましょう。それに、仕事時間と休憩時間をしっかりと区切ることも重要です。
- 自分の体調と心地よさを優先する: 体調が悪いときや、心が疲れているときは、無理をせずに休むことも大切です。
- 趣味や家族、友人との時間を大切にする: 仕事以外の時間も、しっかりと楽しむことで、仕事に対するモチベーションが高まります。
仕事に打ち込むことは大切ですが、それだけでなく、プライベートな時間も大切にしましょう。それが、長期的に見て、仕事のパフォーマンスを上げ、生活の質を高める秘訣です。
【ポイント5】柔軟な働き方を模索する
さて、最後のポイントです。ここで考えるのは「柔軟な働き方」です。リンダ・グラットンが提案する新しい働き方、特に「ポートフォリオワーカー」について解説していきましょう。
何といっても注目すべきは、ポートフォリオワーカーです。これは、一つの仕事に依存せず、複数のスキルや興味に基づいていくつかの仕事を掛け持ちするスタイルです。例えば、ウェブデザイナーであると同時にライターでもあり、時にはコンサルティングも行う、なんていう働き方です。
「ポートフォリオワーカーって面白そう!でも、どうやって始めるの?」と思うかもしれませんね。
- 自分のスキルをリストアップ: まずは、自分が何ができるのかをしっかりと把握しましょう。
- 市場調査をする: そのスキルが求められる場はどこか、また、他に何が必要かを調査します。
- 少しずつ始める: 一つの仕事から始めて、徐々に他の仕事も掛け持ちする形にしていくといいですよ。
柔軟な働き方は、特にフリーランスにとっては非常に魅力的な選択肢です。リスクを分散させ、より多くのスキルを活かせる可能性が広がります。ポートフォリオワーカーは、一見大変そうに見えますが、一歩ずつ進めば誰でもきっと始められるものです。
以上が、リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」から学べる5つの重要なポイントでした。どれも人生、特にフリーランスとしての働き方に直結する非常に価値のあるポイントです。ぜひとも、日々の生活や仕事に取り入れてみてくださいね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
今回は、リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」から学べる5つの重要なポイントをご紹介しました。
それでは、再度5つのポイントについて簡単におさらいしていきましょう。
- 未来のビジョンを持つ: 目指すべき未来を明確にすることで、進むべき道が見えてきます。
- スキルと資質をアップデートする: 21世紀に必要なスキルや資質を身につけることで、市場での競争力を高めます。
- ネットワークを築く: 社会資本を高めることで、新しいチャンスを得られます。
- ワークライフバランスを考慮する: 仕事とプライベートのバランスを保つことで、生活全体の質が高まります。
- 柔軟な働き方を模索する: ポートフォリオワーカーなど、新しい働き方を取り入れることで、リスクを分散させます。
今回ご紹介した本「LIFE SHIFT」は、自分自身の人生やキャリアについて、深く考えるきっかけになります。また、これからの時代を生き抜くための具体的なアクションプランも描けるようになるでしょう。
特にフリーランスとして働いている方にとっては、参考になるポイントがたくさんあると思います。
まだ読んだことがない方は、一度本書を読んでみて、自分の人生や働き方についてすこし見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
以上、今回は「リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」で人生を変える5つのポイント」についてモノがたってみました。