ホテル暮らしは疲れるのか。3か月試した私の場合、清掃を任せられる快適さがある一方、いちばん負担になったのは食事でした。キッチンのない部屋で外食やテイクアウトを続けることが、長く暮らすうえでの難しさになりました。
この記事は2021年公開の体験談です。2026年9月8日に、現在の予約前に確認したい点を追記し、古い料金・キャンペーンの説明を見直しました。体験当時の食事や暮らしの感想と、現在の宿泊条件を分けて読んでください。
今回は、そのホテル暮らしの波に乗って、3か月間ホテル暮らしを試してみた結果をまとめたいと思います。これからホテル暮らしを始めようか悩んでいる人、現在ホテル暮らしをしていて疲れている人など、様々な人に読んでいただけたら嬉しいです。
ホテル暮らしがしんどいときに見直したい3つのこと
本文の体験をもとに、これから選ぶなら確認したい点を整理しました。以下は、追加で試した体験談ではなく、宿選びのチェック項目です。
| 困りやすい点 | 予約前・滞在中の確認 |
|---|---|
| 食事を毎回外で用意する負担 | キッチン・冷蔵庫・電子レンジの有無、近くのスーパー、食品の保管場所 |
| 荷物を持って移動する負担 | 同じ部屋で連泊できるか、延泊時の料金、荷物を置ける広さ |
| 仕事と休息の切り替え | 机と椅子、通信環境、清掃の時間帯、周辺の音 |
毎日の自炊や、同じ場所で落ち着くことを重視する方は、キッチン付きの宿やマンスリー物件も比較候補です。長期予約の前に短い滞在で合うか確かめ、食費を含めて判断することをおすすめします。
滞在の目的から宿泊プランを絞る
| 優先したいこと | 比較する宿・プラン | 予約前の確認 |
|---|---|---|
| まず短く試したい | 数泊のホテル滞在 | 希望日の総額、キャンセル期限、仕事用の机と通信環境 |
| 食事の負担を減らしたい | キッチン付き・アパートメントタイプ | 客室内か共用か、調理器具、冷蔵庫、近隣のスーパー |
| 同じ場所に長く滞在したい | 連泊プランとマンスリー物件 | 同じ部屋で連泊できるか、清掃・洗濯・光熱費を含む総額、途中解約条件 |
宿泊予約サイトでは、行き先と日程を指定してから「キッチン付き」「連泊」などの条件で候補を絞ると比較しやすくなります。設備や長期滞在の条件は施設ごとに異なるため、予約前に確認してください。
ホテル暮らしを始めたきっかけと、費用の考え方

リモートワークはホテル暮らしと組み合わせられる働き方の一つです。ただし勤務先や取引先によって、作業場所・通信環境・情報管理の条件は異なります。滞在先で仕事ができるかを先に確認しましょう。
そのような環境であればトライしやすいのがホテル暮らし。ホテル暮らしなので、一箇所のホテルにとどまる必要はありません。今月は東京都内に泊まって、翌月は北海道、なんていう暮らしも可能です。
ホテル暮らしを始めたきっかけは、当時のGo Toトラベルでした。現在利用できるキャンペーンや宿泊条件を示すものではありません。
費用は宿泊料だけで比較しないことが大切です。「宿泊費+食費+洗濯代+移動費+荷物の保管費」など、1か月に必要な総額を見積もりましょう。料金は施設・日程・連泊条件で変わるため、この記事の体験当時の金額を現在の相場とは考えないでください。
ホテル暮らしは疲れる?ホテル暮らしを始める前に知っておきたい現実

誰もが想像する煌びやかな暮らしではない
ホテル暮らしと聞くと、大きなベッドで寝転がりながらルームサービス三昧なんていう生活をイメージする人もいるかもしれませんが、現実はそうでもありません。
もちろん経済的に余裕がある人であれば、高級ホテルのスイートルームを住みかにすることもできるかもしれませんが、私の場合はほとんど泊まるホテルがビジネスホテルです。
しかしビジネスホテルでも比較的新しいホテルを選べば、キレイな部屋で住めますし、清掃やリネン交換を任せられる場合があります。頻度や追加料金は施設・プランごとに確認してください。
前々から憧れていたホテル暮らしも、続けていると新鮮味を失うもので、今ではアパートで暮らしているのと変わらない日々を過ごしています。
食事をどうするか問題
ホテル暮らしで一番避けて通れない問題が「食事」です。キッチン付きのホテルでなければ、食事は外食がメインになってしまいます。
外食が多くなると栄養バランスが崩れやすくなりがちなので注意が必要です。この食事問題の解決方法については、記事の後半部分で詳しく紹介したいと思います。
ホテル暮らしで得られるメリットとは?
クレジットカードのポイントが貯まる
ホテル暮らしをしてよかったと思える一番の理由はこれ。家賃の支払いがクレジット払いになるので、びっくりするほどポイントが貯まります。
そしてその貯まったポイントで、お得に次回のホテル予約もできちゃいます。家賃という大きな出費をクレジット払いにできるのは大きなメリットではないでしょうか?
私は、基本的にホテルを楽天トラベルで予約しているので、支払いは楽天カードにしています。ポイントの付与条件は、カード・予約プラン・キャンペーンによって異なります。予約前に最新の条件を確認してください。
ミニマリストに磨きがかかる
ホテルは何でも揃っているので、買い物が減りました。タオルやシャンプー、ドライヤー、コップなどの必需品がすでにあるので、わざわざ買う必要がないのはとても嬉しいです。
またホテル暮らしだと移動も多いので、できるだけ荷物を増やさないようにしています。そんなこともあり、新しい服や美容コスメを購入するときには「これは本当に必要なのか?」と自問することが増えました。
ミニマリストを極めると実感するのが「人生で本当に大切なものは意外と少ない」ということ。
だからこそ、何かを買うときには、長く使い続けられる質のいいものを選ぶようになりました。そもそも、持っている物が少ないと、物一つひとつに愛着が湧きます。愛着がある物は捨てるときに胸が痛むので、できるだけ長持ちするものを買うようになります。
自分の時間が増えた
ホテル暮らしを始めたことで家事の時間が大幅に減りました。
清掃の時間に外出をして、部屋に戻ると、部屋がいつもキレイに清掃されています。毎日、清潔なタオルを使って、ふかふかのベッドで寝られるのは何にも代え難い気分です。
家事をしなくて済む分、自由に使える時間が増えたので、趣味や読書など好きなことに割ける時間が増えました。自分の好きなことに没頭したい人にはホテル暮らしは最適なのかもしれません。
友達と旅行やワケーションが楽しめる
そして何よりも、ホテル暮らしは旅行が好きな人には最高なライフスタイルです!
ホテルなので、一箇所にとどまる必要はありません。旅行がてらに知らない土地に出かけることも簡単です。まさに、Airbnbのキャッチコピーである「暮らすように旅する」ですね。
アパート暮らしだと、旅行をすると家賃が常に発生してしまいますが、ホテル暮らしだと一箇所分だけ払えばいいので、旅行も短期間ではなく長期間行ってもいいかもと思えるようになります。実際にホテル暮らしを始めてからは、3ヶ月に2回も沖縄に行ってきました。同じようにリモートワークをしている友達と一緒に、沖縄でワケーションを楽しめたのもいい思い出です。
賃貸アパートで暮らさないなら定額制コリビングサービスでもいいんじゃないの?

ホテルを転々としながらホテル暮らしをする生活。これってもしかすると巷でいう「アドレスホッパー」に近いのかもしれません。
アドレスホッパーとは、固定の住居(つまり住所=アドレス)を持たず、様々な拠点を移りながら暮らすライフスタイルです。
最近ではフリーランスの人たちを中心にアドレスホッパーが増えているようで、アドレスホッパーの間で人気なものに「定額制コリビングサービス」があります。
定額制(サブスクリプション)で全国の様々な拠点に住めるので、ホテル暮らしをする前にとても迷いました!
ホテルだと行く場所によっては、値段が上がってしまうので、毎月定額というわけにはいきません。また定額制コリビングサービスだと、宿泊先で同じコミュニティの人たちと交流ができるという楽しさもありそうです。
定額制コリビングサービスを代表するサービス「ADDress」や、旅行サービスの「HafH (ハフ)」も比較候補です。現在のADDressはチケットを使って宿泊を予約する仕組み、HafHは「つみたて旅行サービス」として案内されています。月額だけで住み放題と考えず、必要な泊数・予約条件・空室を確認してください。
体験当時は個室で過ごしたいと思い、ホテル暮らしを選びました。共用キッチンなどの設備や交流の機会を重視する方は、候補の施設ごとの条件も比較するとよいでしょう。HafHの現在のサービス案内も確認できます。
ホテル暮らしが疲れる理由の一つ「食事問題」は、こうやって解決した!

心地よいホテル暮らしですが、一番の欠点は自炊ができないこと。自炊ができないため、必然的に毎日外食になるのですが、栄養が偏ってしまい不健康です。
最初は仕方がなく外食やテイクアウトをしていましたが、1ヶ月を過ぎた頃に体が疲れ気味になりました。
ホテルにガスコンロや炊飯器を持ち込んで自炊をする人もいると聞きましたが、宿泊施設によっては火災の危険性や匂いがこもるなどの理由で認められていないところがほとんどです。
そんな時は、電子レンジが唯一の救い。電子レンジがあるだけで、パックご飯やレトルト食品などが食べられるので、外食を避けられます。
しかし、ホテルによっては電子レンジがないところもあるかもしれません。でも、だからといって健康的な食事は譲れない。そんなこんなで、ホテル暮らしの時はこんな食事ルールに行き着きました。
朝食のルール
- バナナ(果物をできるだけ摂取)
- オートミールまたはグラノーラ
- スムージー(豆乳+バナナ+野菜) ※ポータブルジューサーが便利です
昼食のルール
- 手作り弁当(しぶしぶテイクアウト1日1回OK)
夕食のルール
- サラダを食べる(レタスやベビーリーフを買って作る)
- ゆで卵を買ってサラダに入れる
- サラダチキンや生ハム、ちくわもトッピングに最適
夕食のサラダに必要な食材は、ほとんどスーパーで手に入ります。コンビニやファーストフードは厳禁で、できるだけ自炊に近い食事を心がけるようにしています。
お弁当を買うときも、初めての土地だとすぐに見つからないですよね。そんなときは、ホテルの人に聞いてみるのがおすすめです。ホテル近くにあるお弁当屋さんやスーパーをすぐに教えてくれますよ。
まとめ
ホテル暮らしの魅力をたくさん語りましたが、正直ホテル暮らしもそろそろ限界に近づいてきています(汗)やはり、前述した食事ルールでは物足らず、ちゃんとしたご飯を食べたいなと思ってしまうからです。「ホテル暮らしをやり過ごす方法が知りたくてこの記事に来たのに・・・」という方、ご期待に沿えられずごめんなさい。
でも、数ヶ月限定でホテル暮らしをするのは本当に楽しいと思います。家に閉じこもって仕事をする日々が続いている人は、ぜひ気分転換にホテルで生活してみてはいかがですか?
以上、ホテル暮らしをモノがたってみました。




