ポルトガルといえば、定番の「リズボン」か「ポルト」に訪れる人も多いのではないでしょうか?今回は、リズボンではなく「ポルト」を選んで行ってみました!
「ポルト」といえば、『ポルトワイン(ポートワイン)』を思い浮かべる人もいるかもしれません。でももちろん、ポルトの魅力はそれだけではありません。
行くまで知らなかった「ポルト」の魅力を今回たくさん吸収してきたので、おすすめスポットをすべてご紹介しちゃいます!これからポルトに行く人も、少しでもポルトガルに興味がある人は読んでみてください。
目次
ポルトとはどんな街?
ポルトガル北部に位置する港町です。人口約263,000人で、リスボンに次ぐポルトガル第二の国際都市です。
ポルトは「Oporto」と呼ばれることもあり、混乱していましたが、実はこれは間違いだそうです。正しい街の名前は「Porto(ポルト)」だったのが、前についていた冠詞の「O」を名前の一部だと勘違いした外国の人たちが、ポルトを「Oporto」と呼び始めたことが起源だそうです。ですが、正しくは日本語でも同じである「ポルト」です!
また、ポルトの白壁にオレンジ屋根が目立つ家々の景色は、ポルトガルの特有の風景です。街からドウロ川を挟んだ反対側にはポートワイン工場が立ち並びます。
そしてこれはあまり知られていませんが、ポルトは、ハリーポッターの著者J・K・ローリングが、英語教師として住んでいた街としても有名です。J・K・ローリングがかつて通っていたとする、世界でも美しい書店「レロ・エ・イルマオン」にも訪れることができます。
では、実際にポルトに訪れた際に訪れたいスポットをそれぞれ紹介します。
クレリゴス塔(Torre dos Clérigos)
街の中心に近いアリアドス通り(Aliados)から、歩いて数分のところにある、ポルトで一番高い75mの鐘塔です。イタリアの建築家Nicolau Nasoniによって、1753年に建設されたバロック風の美しい建物です。中の聖堂を見た後は、ポルトの最高の眺めを見るために、頂上まで階段で登ります。225段もある中世にできた階段を登るだけでもドキドキしますが、頂上に着くとそこまでの大変さも忘れるくらいの絶景です。
ちなみに…前述したアリアドス通り(Aliados)にあるマクドナルドが綺麗という話を聞いて行ってみたところ、こんな感じでした!
書店「レロ・エ・イルマオン」(Livraria Lello)
J・K・ローリングも通ったと言われる書店で、世界で3番目に美しいと言われた書店としても知られます。中に入ると、息を呑むようなゴシック風の装飾とステンドグラスに迎え入れられます。
この書店の真ん中にある階段でたくさんの人が写真を撮る理由は、なんとハリーポッターのホグワーツ学校に出てくる「動く階段」がこの階段にインスパイアされているからなのです。もちろん、こちらの書店には複数の言語のハリーポッター全編の本も置かれています。
この書店に入るのに入場料が必要ですが、本を購入すると入場料が無料になるそうです。気になる人は行く前にオンラインでどんな本が置かれているのを確認することもできます。実際に入って、気に入った本があれば、そこで購入することで、入場料分を割引してくれます。
この書店はJ・K・ローリングが通っていたこともあり、行列に並ばなければならないことも…。ですが、私がお勧めするのは閉店間際に行くことです!私はこれで、列に並ばずに入ることができました。
または、ポルトに訪れる人の60%がスペイン人ということもあるので、スペイン人たちの昼食時間(2、3時)に行くのも狙い目です(笑)
ちなみに…J・K・ローリングがインスパイアされたのは、この動く階段だけではありません。ポルト大学の学生が着ているローブがあるのですが、これがなんとハリーポッターに出てくる制服のローブにそっくり。なんと、J・K・ローリングはここからもインスパイアを受けたみたいです。
ポルトワイナリー見学
ドウロ川を挟んだ反対側を見ると、ポルトワイナリーが立ち並ぶのを見つけることができます。ほとんどのワイナリーで、ガイド付きの見学とテイスティングを体験することができます。訪れるワイナリーによってそのブランドの歴史、そのブランドのポートワインの特徴、醸造方法などを細かく教えてくれます。そしてツアーの最後に、テースティングを体験できます。様々なワイナリーがあり、私が行ったのは「Cockburn’s」ですが、その他にも「Sandeman Cellars」、「Taylor’s」も有名どころです。
ポルト大聖堂(Porto Cathedral)
ポルトで最古の教会で、12、13世紀に建てられた大聖堂です。中に入るには入場料が必要ですが、時間があれば入ることもお勧めです。私は時間がなく、周りを歩いて回っただけでしたが、街から少し離れたところから、ドウロ川、ポルト市内を眺めるにはピッタリの場所だと思います。Google Mapを見ずに、大聖堂の周りをリラックスして歩いてみることをお勧めします。
サン・ベント鉄道駅(São Bento Train Station)
まるで美術館と思うかのような内装が楽しめるのが、サン・ベント鉄道駅です。
世界で美しい鉄道駅の一つとしても有名で、2万個の磁器でタイルで作られています。画家Jorge Colaçoが手がけた作品で、完成まで11年も費やしたそうです。絵画から、ポルトガルの歴史的情景や、日常生活の様子、交通の様子などを見ることができます。
サンタ・カタリーナ大通り(Rua de Santa Catarina)
ポルトで一番賑わう、ショッピング通りが「サンタ・カタリーナ大通り」です。洋服ブランド店さんからアクセサリーショップ、カフェ、レストランなどたくさんあります。
また、1921年創業の歴史ある「カフェ・マジェスティック(Café Majestic)」があるのも、この通りです。
私はよくこの通りの近くにある、ポルトガル名物の「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」を食べに毎日通っていました。エッグタルトとも知られますが、カスタードクリーム入りタルトで、一つが1ユーロくらいで食べれます。病みつきになる味です。こちらが、私が毎朝通ったパステル・デ・ナタのお店です。Manteigaria(R. de Alexandre Braga 24, 4000-049 Porto, Portugal)
ちなみに…食事といえばポルト名物B級グルメ「フランセジーニ」をぜひトライしてみてください!名物ということもあり、色々なお店で出されていますが、レビューがいいお店を訪れることをお勧めします。(プラ〜と入ったところがあまり美味しくなかったので。泣)
ポルトの美しい景色を撮るなら「Serra do Pilar」
「Serra do Pilar」は、橋を渡ってドウロ川を超えたところにあるため、橋を渡ったついでや、ワイナリー見学の後に訪れることをお勧めします。ここから橋と一緒に、ポルトの景色を綺麗に写真に収めることができます。特に、夕暮れに訪れることをお勧めします。ここには、景色だけでなく13世紀の修道院もあるので、ゆっくりと時間を過ごせるスポットでもあります。
もし時間があれば・・・こちらもオススメ!
街を離れて自転車に乗って、海岸沿いを回ってみるのも楽しい!風が気持ちよくて、色々なビーチを回ることができます。途中で疲れたら、ジェラートを食べて一息するのもいいですね。
時間があったので訪れたこちらの公園。とっても広くて、子供たちが遊べるようなところ、ピクニックが出来そうなところ、迷路の庭園があるところなど、とにかくゆっくりできる場所でした。この場所からの、街の景色も素敵だったので、観光に疲れたときにぜひ訪れてみてください。
色々なところにストリートアートがあると聞いていたのですが、私はあまり見つけられなかったです…ですが唯一見つけたのがこちら。ポルトでは、何もないからと下を見て歩かないように。