皆さん、こんにちは！
今回は、おそらく世界で最も有名な自己啓発本、「7つの習慣」についてお話ししたいと思います。
この記事を読んでいただくことで、この本がどういったものなのか、そしてなぜこの本が人々の生活やキャリアに大きな影響を与えるのかについて理解いただけるようになると思います。
「7つの習慣」は、スティーブン・コヴィー博士によって書かれた自己啓発の名著で、成功をつかむための重要な7つの習慣について詳しく教えてくれます。成功と言うとすこしざっくりしているようですが、簡単に言うと、自分自身をよくするための手引きのようなものですね。
では、なぜこの本がこんなにも多くの人に愛されているのでしょうか？
実は、この本の凄いところは、ただの理論や抽象的なアイデアに終始しない点です。具体的な行動計画や例を通じて、どうしたら日常生活や仕事で実際に成果を上げられるのかを示してくれます。
特にフリーランスの皆さんにとっては、自分自身がビジネスの主体ですから、自己管理や人間関係、さらには長期的なビジョンをしっかり持つことが非常に大切です。この「7つの習慣」がそういった各面で具体的なヒントやアドバイスを提供してくれます。
今回の記事では、なぜ「7つの習慣」を実践することで、人生が豊かになるのか、その5つの理由をお伝えします。それでは、さっそく見ていきましょう。
目次
【理由1】自己認識と自己管理力が向上する
まず最初にお伝えするのは、この「7つの習慣」を取り入れることで、「自己認識と自己管理力が向上する」という点です。
まず、習慣１の「主体性を持つ」に焦点を当ててみましょう。
たとえば、フリーランスの皆さんは仕事がなかなか取れないときどのように考えますか？
他人や状況のせいにするのは簡単ですが、この習慣を身につけることで、自分自身が状況を変える主体だと気づくことができます。仕事が取れないなら、スキルセットを拡充したり、マーケティング戦略を見直すなど、自分で行動を起こすことで状況を改善していこうと考えるようになります。
次に、習慣2「目的を持つ」です。
これはフリーランスには特に重要です。言うまでもなく、フリーランスは自分自身がビジネスの舵取りをしなければなりません。そのビジネスの目的を明確にすることで、どの仕事を受けるべきか、何に時間を使うべきかが自然と見えてきます。
そして、習慣3「最優先事項を優先する」です。
優先事項がないと、何から手をつけたらいいのかがわからなくなってしまいます。例えば、A案件は締め切りは近いけど報酬が低い、B案件は締め切りはまだ先だけど報酬が高い。このような場合、どちらがあなたの目的に合っているかによって、優先順位が決まるわけです。しかし、その都度優先度を変えるのではなく、予め自分の指針となる事項を決め、それに基づいて優先順位を決定しましょう。
ここでは、上記の内容をもとに、一例として具体的なアクションプランを提示します。
- 主体性を持つ: 毎朝、その日の最重要タスクを決め、それを最初に完了させるように努めましょう。
- 目的を持つ: 月末になったら、次の月の目標を設定し、それに向かってどう行動するかの計画を立てましょう。
- 最優先事項を優先する: 仕事のオファーが来たとき、それが自分の長期目標にどれだけ貢献するかを評価し、それに基づいて受けるか断るかを決めましょう。
これらのアクションプランを少しずつ実践していくこと、自分自身の成長を実感しながら主体的に行動していけるようになるでしょう。
【理由2】人間関係が深まる
続いての理由2は「人間関係が深まる」です。
これもまた、特にフリーランスの皆さんには重要なポイントですよね。
習慣4「ウィン・ウィンを考える」について見ていきましょう。
これは仕事でもプライベートでもすごく役立つ考え方です。
簡単に言うと、「双方が満足する状態を目指す」ということです。
具体的にこの考えをどう活用するかというと、
- 価格設定におけるウィン・ウィン: しばしばフリーランスは、仕事を取るために価格を抑えがちです。しかし、これは長期的に見てウィン・ウィンではありません。価格設定でウィン・ウィンを目指すことで、自分も納得の報酬を得られ、クライアントも質の高い仕事を期待できます。
- スケジュール調整もウィン・ウィンで: タイトなスケジュールで仕事を引き受けることは、質を犠牲にする可能性があります。しかし、双方が納得するスケジュールで調整することで、クライアントは確実に品質を得られ、引き受ける側も過度なプレッシャーを感じることなく作業できます。
- スコープと期待値の明確化でウィン・ウィン: プロジェクトの初めには、仕事の内容（スコープ）と期待される結果を明確にしておくことが大切です。これが明確であれば、途中ですこし仕様変更があっても、その都度調整しやすく、双方が納得のいく結果になります。
- プロジェクト終了後もウィン・ウィン: 仕事が終わった後も、クライアントからのフィードバックをしっかり受け取り、必要なアフターケアをすることで、長期的な関係を築くことができます。
ウィン・ウィンを考える習慣を持つことで、一度きりの取引ではなく、長期的な関係を築くための基盤も作ることができます。
次に習慣5「まず理解に努める」についても見てみましょう。
これは、相手の意見や考えをしっかりと理解した上で、自分の意見を伝えるというものです。このスキルがあれば、クライアントやパートナーとのコミュニケーションがスムーズになり、より効率的に仕事が進められるようになります。つまり、自分語りはやめて相手の話をしっかり聞いて相手の理解に努めようということです。
そして、最後に習慣6「協力する」です。
一人では達成できない目標も、他の人と協力することで達成できる場合は多いです。フリーランスでも、時には他のフリーランサーと手を組んで大きなプロジェクトに取り組むこともあるでしょう。
このように、人間関係が深まるとビジネスにも良い影響を与えるのは明らかです。特にフリーランスは、人間関係の築き方一つで仕事の質や量が大きく変わってきます。だからこそ、これらの習慣をぜひ生活に取り入れてみてください！
【理由3】長期的な成功が可能になる
次の理由は、「長期的な成功が可能になる」です。
この点は特にフリーランスの皆さんにとって、重要視されるところだと思います。
ここで大事になってくるのが習慣7の「刃を研ぐ」です。
この習慣は自分自身のスキルや健康、精神状態を維持、向上させることを意味しています。仕事をしていると、ついつい締切やクライアントの要望に追われて自分を犠牲にしがちですが、フリーランスはそんな時でも常に自分自身を磨き続けることが非常に重要なんです。
- スキルセットのアップデート: テクノロジーやトレンドは日々変わります。常に最新の知識やスキルを学び続けることで、市場での競争力を保つことができます。
- 健康の維持: フリーランスは体調を崩すと仕事に大きく影響します。定期的に運動をし健康診断を受け、無理をしない程度に健康を維持しましょう。自分のおすすめは、起床後の朝日を浴びながらのウォーキングです。また、お昼休憩時の散歩も気分がリフレッシュし、その後の仕事もスムーズに進むのでおすすめです。
- 精神的なバランス: 身体だけでなく、自分の精神状態も大切です。メンタルヘルスを意識することで、ストレスや焦りからくるミスを減らせるようになります。ちょっと極論にも聞こえるかもしれませんが、きちんとタンパク質を摂取し、定期的な運動を心がけ、サウナに入りましょう。これを心がけるだけで身も心もとても健康になります。
- スキルの多角化: あるフリーランスライターは、ライティングのスキルだけでなく、SEOやマーケティングの知識も身に付け、より多くのクライアントから仕事を受注できるようになりました。
- 健康への投資: またあるフリーランスは、日々のデスクワークで腰を痛め、ジムに通い始めるようになりました。その結果、運動量が増えたことで体調が良くなり、作業効率も上がったと言います。
- メンタルヘルスのケア: またあるフリーランスは、ストレスマネジメントのスキルを磨いたことで、高ストレスのプロジェクトでも冷静に対処できるようになりました。
このように、「刃を研ぐ」習慣は長期的な成功を築く上で欠かせない要素です。仕事も大事ですが、自分をおろそかにしてはいけません。フリーランスはまさに自分自身が最大の資産ですので、その資産を大切に、磨き続けていきましょう！
【理由4】リーダーシップ能力が高まる
次は「リーダーシップ能力が高まる」です。
「フリーランスはひとりで仕事してるんでしょ？ リーダーシップって必要？」と思うかもしれませんが、全くそんなことはないです。フリーランスでもリーダーシップは必要なスキルの一つです。
- 自己認識から始まるリーダーシップ: 習慣1（主体性を持つ）、習慣2（目的を持つ）が役立ちます。自分自身をしっかりと理解していれば、他人とのコミュニケーションも円滑に行えます。
- エンパシーの力: 習慣5（まず理解に努める）は、クライアントや仕事仲間との関係性を深める上で非常に有用です。まずは、相手の話をきちんと聞き、相手が何を考えているのかもしくは求めているのかをきちんと把握しましょう。
- 協力とチームワーク: 習慣6（協力する）は、大きなプロジェクトやチームでの作業において、多くの人々と効率良く仕事を進めるために不可欠です。
- デリゲーション: 仕事の規模が大きくなると、すべてを一人でやるわけにはいきません。他の人と効率的にタスクを分担するには、リーダーシップ力が欠かせません。
- フィードバックの活用: クライアントや仕事仲間からのフィードバックをしっかり受け取り、反映することで、きちんと管理の行き届いた信頼されるリーダーになれます。
- ビジョンの共有: 自分が何を目指しているのか、そのビジョンをしっかりと周囲と共有する能力も、リーダーシップには必要です。
- 問題解決能力: 習慣4（ウィン・ウィンを考える）を活かして、トラブルや対立が生じたときには、双方が納得する解決策を見つけられるよう努力することが大切です。
フリーランスでも、自分が担当するプロジェクトや取引先、時には他のコントラクターとの関係で、リーダーシップ能力が試される瞬間は多々あります。そのような瞬間に、これまでお話した「習慣」の力がしっかりと効果を発揮します。
リーダーシップは他の人を指導するだけでなく、自分自身をもしっかりとコントロールできる力でもあります。だからこそ、フリーランスの皆さんには、このリーダーシップ能力を高めるために「7つの習慣」を普段から少しずつ取り入れてみることをおすすめします。
【理由5】精神的な満足感と幸福感が向上する
最後の理由、それは「精神的な満足感と幸福感が向上する」です。
フリーランスとして生活していると、仕事が忙しすぎて心の平和が全然ないってことありませんか？そんな時でも、「7つの習慣」が心の充実感につながります。
- 目的を持つ（習慣2）: 自分の仕事や人生に目的を持つことで、日々の行動が意味を持ち、やりがいを感じやすくなります。
- 主体性を持つ（習慣1）: 人や環境のせいにせず、自分が主体となって行動することで、失敗も成功も自分自身の成長として受け入れられます。
- 最優先事項を優先する（習慣3）: 優先すべきことを明確にすることで、無駄なストレスを減らし、精神的にも余裕を持つ時間を作ることができます。
- ウィン・ウィンを考える（習慣4）: 他人と良好な関係を築き、人間関係のストレスを減らせます。
- 刃を研ぐ（習慣7）: 自分自身を高める時間を持つことで、自己実現と心の安定が手に入ります。
フリーランスの皆さん、もし次に心の平穏や精神的な充実感が足りないと感じたら、この「7つの習慣」が解決の手がかりになるかもしれません。もちろん、すぐに劇的な変化が訪れるわけではないかもしれませんが、確実に前向きな方向へと導いてくれるはずです。
心の健康は、フリーランスとして成功するためには欠かせない要素です。仕事も大切ですが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に、心の充実も大切です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます！
今回は、フリーランスの人生に、「7つの習慣」がどのように影響を与えるのかに焦点を当ててみました。それでは、ここまでを簡単に振り返ってみましょう。
- 自己認識と自己管理が向上する: 習慣1から3までを実践することで、あなた自身の価値観や目標にしっかりと目を向けられます。
- 人間関係が深まる: 習慣4から6を使って人々とのコミュニケーションを円滑にし、より充実した関係を築くことができます。
- 長期的な成功が可能になる: 習慣7である「刃を研ぐ」を通じて、自己成長とバランスを保つことができます。
- リーダーシップ能力が高まる: チームやプロジェクトでの影響力を高めるために各習慣がどれほど有用かについてお話ししました。
- 精神的な満足感と幸福感が向上する: これらの習慣を実践することで、心の健康も手に入れることができます。
- 一つ一つの習慣に焦点を当てる: 全部一気にやろうとすると少し圧倒されてしまうかもしれません。まずは一つ、例えば「主体性を持つ」から始めてみてはいかがでしょうか。
- 毎日の振り返りをする: 一日の終わりに、どの習慣をどれだけ活用できたのかを振り返る時間を持ちましょう。
- 他の人とシェアする: 誰か信頼できる人に自分がどの習慣に取り組んでいるのかを話すことで、自分の中で目的と責任が生まれます。
この「7つの習慣」は仕事はもちろん、人生そのものを豊かにしてくれる素晴らしいガイドラインです。ぜひ少しずつ実践して、皆さんもその効果を自分の目で確かめてみてください。
以上、今回は「「7つの習慣」を実践して人生が変わる５つの理由」についてモノがたってみました。
