前回、Upworkというフリーランサー向け海外クラウドソーシングサイトを紹介しました。始め方などはこちらをぜひ読んでみてください。
【Upwork】英語が得意なら、Upworkでフリーランスを始めよう!さて、Upworkを始めて最初にぶち当たる壁が「なんで仕事がどんどん増えないんだ・・・」かもしれません。私自身も、この壁にすぐにぶち当たりました。
Upworkを始めた頃は、料金をそこまで気にすることなく「経験だー!」と言って、選り好みすることなく仕事を受け入れていましたが、1、2ヶ月続けると、やはり割のいい仕事などを瞬時に見極められるようになります。
実力もついてきたし、良い案件だけ選んでプロポーザルを出してもいいかな?と思い戦略を変えて選り好みするようになりました。すると、急にパッタリ出したプロポーザルに返事が返ってこなくなったのです。(ナンテコッタアアア〜〜!)
次第に私は他の人たちの競争に負けているのだということに気がつきました。「私には選り好みするなんでまだ早かったか…」といって安い仕事を受けようかと考えましたが、その道を選ばずに、自分の価値を分かってくれるクライエントに見つけてもらって仕事をもらえる方法を自分なりに試行錯誤しました。
すると今では、仕事が増えただけでなく、「Invite(招待)」といって仕事に応募しませんか?という連絡もいただけるようになりました。
では一体何を変えたのでしょうか?同じような悩みを持つ人は必見です。
目次
「Success Score」が命!
仕事を始めた頃はそこまで気にしていなかったのですが、プロフィールの右上に「Job Success」というスコアがあります。
1ヶ月目の私はそのスコアがなんと70%とすごく低かったのです。
プロポーザルを出したクライエントに一度、「君はなぜそんなにフィードバックは良いのに、Job Success Scoreが低いんだ?」とメッセージをもらったことがありました。その時に、このスコアが原因で、プロポーザルを提出してもクライエントに怪しがられて返事をもらえていなかったのだと気がつきました。
でも最初は、すでに5件ほど5つ星レビューをもらっていたので、なぜそんなにスコアが低いのだと自分でもすごく悩みました。そこで、UpworkのサイトからUpworkのSuccess Scoreの計算の仕方を確認してみました。
(successful contract outcomes - negative contract outcomes) / total outcomes
つまり、ネガティブな結果を出せば出すほどよくないということですね。これはフィードバックが悪かったり、フィードバックをもらえなかったりするとネガティブと判断されるようです。私の場合はそもそも受注数が少ないので、一度限りの仕事ばかりであまりスコアを上げられていなかったようです。
Upworkによると、Success Scoreを決めるために下記の要素を考慮しているそうです。
- 継続的に同じクライエントから仕事をもらっているとプラス。だが、もらってなくてもマイナスにはならない。
- 受注したほとんどの仕事で、フィードバックをもらえていない場合はマイナスになる。
- クライエントが協力的でないせいで悪い結果をもらう場合を考慮し、Upworkではクライエント側のレビューも確認し、警告が出ているクライエントからフィードバックをもらった場合は、それはSucess Scoreに反映されないとする。
これ以外にも考慮されている要素はあるそうですが、正当性を保つためUpwork側はその内容を公にしていません。
そこで私が心がけたことは、とにかく仕事をもらってフィードバックをもらうことでした。仕事が終わった後は必ず「It was a pleasure working with you! As I’m starting out freelance career here on Upwork, any feedbacks would be appreciated!」と一言添えて、「フィードバック残すのを忘れないでね〜〜」と伝えています。
しっかり納期を守って、期待された質の仕事を提供できれば、5つ星は必ずもらえます。ですのでSuccess Scoreを上げるためにも、仕事はできるだけ取りに行き、いい仕事をしてください。頻繁にこのSuccess ScoreはUpworkから見直されているので、良いフィードバックが増えるにつれて、すぐにスコアも上がっていきます。
またUpworkのサイトにもありますが、75%を切った数字のSuccess Scoreを出すと仕事を得るのは難しいそうです。90%を超えてくると上位フリーランサーになり、それ以上になると「Top Rated」という称号をもらえ、ここまでくると仕事をもらうのに苦労はなくなります。
「On-going job」を探して、仕事をもらう
先ほどのSuccess Scoreの話にもありましたが、継続的に同じクライエントから仕事をもらうことがスコアを上げる鍵のようです。
そこで私が辞めたのは、「one-time job」という単発タイプの仕事を受けることです。One-time jobは結構多いのですが、仕事が終わるとまた新しい仕事を探さなければなりません。
そこで、「長期的に一緒にお仕事できる人探しています〜」という人を選んで、そういった仕事にだけプロポーザルを出すようにしています。
ここで、同じように中長期の仕事に応募する他のフリーランスとの戦いに負けないためにも、プロポーザルは作り込むことが大切です。
プロポーザル(Proposal)はカスタマイズする
仕事がなかなかもらえない頃はついつい、1日に何件もプロポーザルを出していました。何度もプロポーザルを出すようになると、ついつい同じ文章をテンプレートにしてコピペすることが多くなりがちです。
ですがその時に、一度すごく気に入った仕事があって、プロポーザルをガッツリ作り込んで送ったことがあります。するとクライエント側から「素敵なProposalをありがとう!もっと詳しく聞かせてくれ」と返事が来たことがあったことから、どんなに面倒でもプロポーザルは応募するクライエントの仕事内容に合わせてカスタマイズするようにしています。
大事なことは、その仕事内容と自分のスキルが合致していること。どんなにいいプロポーザルを書こうと思っても、自分にないスキルを証明することは難しいです。ですので、自分のスキルにドストライクな仕事を検索で探してきて、プロポーザルに力を入れます。
相手を説得するためには必ず、過去に受けた似たような仕事の結果をリンクなどで送ると良いです。また、しっかりJob Descriptionを読んで応募していることをアピールするために、その仕事内容について質問をしたり、なぜこの仕事に応募しようと思ったのか熱く語るのも効果的です。
ですが、どんなに作り込んだプロポーザルを書いても、返事をもらえないこともあります。それは仕方がありません。私はこれまでに何十回も返事が返ってこなかったことがあります。ですのでがっかりしないで、次に進んでくださいね。
「Activity on this job」を確認してから応募する
自分のスキルに合った仕事を、他の人に出し抜かれる前にゲットするためには、投稿されてから時間が経っていない案件を探して応募することが効果的です。
ですので投稿されている案件がいつ投稿されているか確認します。
確認するためには、案件内容を下にスクロールしたところにある「Activity on this job」のところを見てみてください。ここでは、そのクライエントが他の人からどれだけプロポーザル(Proposal)をもらっていて、面接中(Interview)の人がいて、契約成立(Hire)の人がいるか見ることができます。
もちろん、すでに多くの人が応募してもまだチャンスはあると言うケースもあるかもしれませんが、私は返事をもらえる確率を高めるため、HireとInterviewingに数字がついているものはできるだけ避けるようにしています。
できるだけProposalが5-10の仕事を狙って応募しています。そうすることで、すでに他の人に決まりそうな仕事に時間をかけてプロポーザルを書く手間を省くことができます。
逆にまだ誰もInterviewされていない仕事の場合には、その分他の人よりも目立てるよう良いプロポーザル作りは欠かせません。もしこれまで数打てば当たると言ってたくさんプロポーザルを送っていた人は、この方法で返事をもらえる確率も断然上がること間違いありません。
Profileにキーワードを足す
プロフィール(Profile)は、クライエントが最初に見てあなたの印象を決める材料の一つになります。どんなにプロポーザルを作り込んでも、プロフィールにそのことが書かれていなかったり、信ぴょう性の低いプロフィールだと返事をもらえる確率も低くなります。
自分のプロフィールの信ぴょう性を上げるためにも、まずは下記の項目が含まれているか確認してみてください。
- 写真はプロフェッショナルなものか
- 過去のwork/experienceの事例を載せているか
- クリエィティブの人はPortfolioを載せているか
- Pay rateは自分のスキルとレベルに合っているか
プロフィールは一度作ったら終わりではなく、仕事を受けるたびに、他のスキルが増えるたびに、内容をアップデートしていきましょう。
また、プロフィールで使われるキーワードをもとにして、クライエントがフリーランサーを探して検索することもあります。ですのでクライエントが使うようなキーワードをプロフィールに入れるようにすることで、検索に引っかかる可能性も高まります。これで私は「Invite」される頻度が増えるようになりました。
例えば、翻訳でもただ「Translation」とするのではなく、websiteの翻訳やLegal関係の翻訳を過去にしたことがありますよと書き加えるだけで、特定の分野の翻訳者を探している人が自分を見つけやすくなります。
また「SEO詳しいです」と過去に書いていたのを、「WordPress詳しいです」にすると、WordPress関連の仕事が増えたり、クライエントから「WordPressもプラスでできるのはありがたい〜」と言ってもらえるようになりました。
自分のスキルに合ったキーワードを見つけるためには、色々な案件を見ながら、自分のスキルを探すためにクライエントがどんな言葉を使っているか知り、常にアンテナをはっておくことが重要です。
以上、Upworkで仕事をもっともらえるために私が心がけたことです。
一番言えることはフリーランサーは良いプロフィールを作り上げることが一番の要だということです。まだまだUpwork歴が短かったり、受注数が少ないと、次の仕事をもらうまでに時間がかかるかもしれません。ですが、しっかり仕事を行っていれば、信頼に繋がり、それが自分のより良いプロフィール作りにも繋がります。
最初は地道かもしれませんが、コツを掴めば一気に仕事が増えて、逆に大変になる日も近いかもしれませんよ!
Good Luck☆