今回は、最近読んだ「書く習慣」という本について、共感した部分がたくさんあったので、著者の引用も含めて本著について僕自身が感じたことを少しお話できればと思います。
僕自身、ブログをやっているもののもともと文章を書くのがけっこう苦手で、書いてる途中で文法がめちゃくちゃになったり、文才がないことで自己嫌悪に陥ったりといろんな悩みを抱えていました。
そんな自分が本著のお陰で、文章を書くことへの気持ちのハードルがかなり下がり、こういう書き方でもそれはそれで良いのかなと思えるようになりました。
本著で得た気づきや発見をシェアすることで、同じような悩みを抱えている方のお役に少しでも立てれば嬉しい限りです。
目次
著者の「いしかわゆき」さんについて
ゆきさんは、ゆぴという名前でフリーのライターとして、Webメディアで記事を書いたり、取材をしたり、企業のSNSの運用といったお仕事していらっしゃいます。
ゆきさんは、幼少期の頃から人と話すことが苦手で、人と話をするときもよく目を逸らしたり、大人になってからもお酒を飲んで酔っ払うことでやっと人と緊張せずに話すことができたというくらい人と話すことが苦手だったそうです。
そんなゆきさんは、言葉として自分の思いや考えを紡ぐことで自己表現・発信をしてきたそうです。
ご自身が言うに、
まともに人と話せなくても、目が合わせられなくても、コミュ障でも、「書く」ことができたから、こうして今も生きていられている。
書く習慣
とも仰っています。
言葉として書くことで今のご自身の人生を築いてきたゆきさんだからこそ、その書くということの素晴らしさだったり、書くということへの向き合い方などを本著では学ばさせていただきました。
本著はライターになりたい人や、文章をうまく書けるようになりたい人だけでなく、「自分の気持ちを素直に表現したい人」、「今の自分にモヤモヤしている人」、「なにか新しいことをはじめたい人」、「なにか伝えたいことがある人」、「書きたい気持ちはあるけどなにを書いたらいいのかわからない人」に向けても書かれています。
きっかけは読者からのひとこと
「あなたの言葉に救われました、ありがとうございます」自分のなかの汚い気持ちを吐き出してみたら、 「ありがとう」と言ってもらえた。これが、わたしが「書く」ことに魅せられた最初の出来事です。
書く習慣
世の中には、自分が思っている以上に、自身の考えや想いを聞きたい、知りたいと思っている人が多くいますよね。そして、その発信が誰かの役に立ったり、新しいきっかけや閃きを与えたりすることもあります。
なんでそういうこと書くんだよっていう批判だったり、その言葉が原因で気分が悪くなったというネガティブなフィードバックなどもある一方で、ゆきさんのように前向きでポジティブな感想を読者からいただけるのって、書くことへのモチベーションにもつながりますし、誰かの役に立ったっていう嬉しさだったり自信にもつながりますよね。
僕自身がこうしてブログをしているのも、自分の記事が誰かの役に少しでも立てばという想いで日々書いています。
“「書く」の第一歩は「好きになる」こと”
書くことに対して苦手意識がある方からすると、
自分が書くなんてあり得ない
文章力ゼロなんで書きたくない
といった意見もあると思います。
著者のゆきさんご自身も、世の中には文章の書き方や文法の本はたくさんあるけど、そういった本がある一方でそもそも書くこと自体を好きにならないと書くのはしんどい、と仰っています。
そのためには、まず書くことを習慣づけることが必要だそうです。
でもどうやってって思いますよね?
これに対して、ゆきさんははじめは文法がぐちゃぐちゃでも、文才がなくてもいいから気が向くままに書いてみて下さいと言っています。
まずは書いてみようというその気持ちがとても大事だそうです。
僕自身も文章が書くのが得意ではないのですが、とりあえずまずはいつも書いてみようというところから記事を書き始めています。
もちろん一回で全て書き上げられたことは一度もなく、何度も何度も書き直しながら書いています。(この記事もまさに何度も書き直したり読み直したりしながら書いてます。)
でも、やはりゆきさんの言う通りで、とりあえずまずは書いてみるという行為がとても大事だと思っています。
僕自身、書くことに対する苦手意識はまだありますが、書き続けることで少しずつ文章が上手くなっている実感もありますし、書くのが習慣化されて書くこと自体が少しずつ好きになってきています。
何事もはじめは上手くいかないものです。それをコツコツと続けていくことでそれが習慣となり、その習慣のお陰で物事が少しずつ上手くなる。
当たり前のことだと分かっていても、それを見て見ぬふりしてすぐに上手くなる裏技だったりコツを探してしまうのが、人間という生き物なんですよね。。。
何をするにしてもまずは行動ありきということですね。
“誰でもなく、「自分のため」に書いていい”
この言葉をうけて、自分はいかに外行きの文章を書くことに必死になっていたのかと猛省しました。
「ブログを書くなら読み手の役に立つ情報を書かなければならない」とか、「日記なんて書いても誰も読まないよ」、「その話って誰得の情報だよ」と何かと批判されがちな昨今ですが、文章を書くのが苦手なうちは、まずは自分語りからはじめて良いんだなと思えるようになりました。
誰かの役に立つ云々は、自分語りをしつつ書くことを習慣化して書くこと自体が好きになってから考えればいい。
とりあえず、まずは自分語りだと思って思うがままに書き進めていこうと思えるようにもなりました。
もちろん、誰かの役に立つ記事を書くこと自体は悪いことではないですし、むしろ社会的にもそっちの方が需要があるかもしれません。
でも、文章を書くのが苦手なうちからそれを常に意識するのってちょっとハードルが高すぎますよね。
まずは自分語りから始めて、そのうち少しずつ自分自身の実体験をもとに感じたことや考えていることの中から誰かの役に立つと思うことを言葉にして書いていけばいい。
そう考えられるようになってからは、文章を書く時の気持ちが楽になり身構えないようになりました。
「自分の話なんて聞きたい人なんているのかな〜」
「え〜書いたところでただの自己満に終わりそう(笑)」
なんて思っている方にこそ、
まずは自分語りだと思って思うがままに書き出すことから始めるのが良いと思います。
そして、そのうち自分の経験のこれについて書いたら、もしかしたら誰かの役に立つかもな〜程度に思って書き進めていけば、書くことに対して少しずつ前向きにもなれるかもしれません。
“書くことは最高のひとり遊びでもあり、良き相談相手でもある”
僕自身も書くことで、頭の中に散らばった情報が一つにまとまったり、こうじゃなくてこういうことを言いたかったんだと気がついたり、そもそも何が言いたくてそんな考えになったんだっけ、などと思考の整理にもつながっています。
言葉にしてあえて書くというと、一見手間に思えるかもしれませんが、書くことで自然と頭の中が整理されスッキリしたり、本当はこう思ってたんだなと自分の本心と向き合うこともできるので、書くことが自分の良き相談相手になってくれています。
「頭の中にモヤモヤがある人」、「まずは何を書いたら分からないと言う人」はまずその状態で自分が何を感じているのか、そのご自身の状態について思いが巡るままに言葉にして書き出してみるのはいかがでしょうか。
“「うわぁ~」と思ったら「うわぁ~」と書いてしまえ”
いざ文章を書くとなると、急にかしこまる人がいます。
書く習慣
これ自分のことだ…
と激しく共感してしまいました(笑)
そうなんです。普段、自分は全然かしこまってもないし、むしろけっこう適当だしふざけたやつです。
でも、いざ文章を書こうとすると急に外行きの文になって、少し堅い表現使ったりしてかしこまった文章を書いちゃうんです。
でも、自分の感じたことや思ったことって、かしこまった文章じゃない方がより本音感が出てて、その人っぽさも出てて良いんじゃないか、そう思えるようになりました。
これからは自分も驚いたり感動したりしたら、文章でも「マジかぁー!!!」だったり、「スッゲェ〜!!!」って感じで自分らしさを出していきたいと思います。
そっちの方が人間味があってきっと良いですよね(笑)
まとめ
まだまだ書き足りませんが、ここから先はぜひ本著を読んでゆきさんの文章に対する想いだったり考え方に浸ってください。
文章の得意不得意に関わらず、きっと色んな部分で共感できると思いますし、
「そうそう、そうなんだよねぇ〜」と思わず相槌を打ちたくなること間違いなしです。
とにかくめちゃくちゃ楽しめて学びのある一冊になっているので、ぜひご一読を!!