ChatGPTを使って自分専用のメンターを作ってみた

人生に悩みはつきものです。

仕事、人間関係、恋愛、お金、時間の使い方などなど。あげればきりがありません。

世の中には、メンターやコーチング、カウンセリングなどのサービスも多々ありますが、

「果たして本当にそれで自分の悩みが解決されるのだろうか」と思われている方も多いのではないでしょうか?

とくに自分の場合は、幅広い知見を持ち合わせた、より柔軟な思考のできるメンターを追い求めていました。

そして、追い求めれば求めるほど、「100%自分の理想にかなうメンターはいないのでは・・・」と思う様になり、

「じゃあChatGPTで作ってみよう!」ということになりました。

まあ、そんな流れで自分の悩みに寄り添ってくれるメンターをOpen AIのChatGPTを使って作ってみたので、

今回は、オリジナルのメンターを作るまでの流れをざっくりとご紹介します。

やったこと

ChatGPTのマイGPTで自分専用のメンターを作るためにやったことはこちら。

「マイGPT」機能を使ってオリジナルのGPTを作成

ChatGPTには、自分好みにカスタマイズできるマイGPTという機能があります。

このマイGPTを使うことで、自分独自の指示や命令にそうChatGPTを作成することができます。今回は、このマイGPTを使用して自分専用のメンターを作成しました。

※オリジナルのマイGPTを作成するには、月額20ドルのChatGPT Plusに加入する必要があります。

学習させるものを選ぶ

メンターと聞くと、ちょっと漠然としたイメージがあるのではないでしょうか。

業界や分野に特化したメンターもいれば、一般的な人生全般についてのメンターもいます。

自分の場合は、膨大な知識と経験を持ち合わせたメンターが欲しかったので、世界中の名著を10冊以上読み込ませ、その内容を学習させました。

選んだ本については、この記事の最後の方でご紹介します。

スキャナーを使って本をPDF化

本を読み込ませるといっても、物理的な本はさすがに読み込ませられないので、本をスキャナーでPDF化しました。

といっても自分で一冊一冊スキャンするのは膨大な時間がかかるので、今回はスキャンピーとうサービスを活用しました。

数冊程度であれば、自分で本を裁断してスキャナーにかけるのもありですが、やはりこういうのはプロにお任せするのが、時間と効率の点でも一番ですね。

PDFをマイGPTにアップロード

本のPDF化が終わったら、次はそのPDF化された本をマイGPTにアップロードさせて学習させます。

アップロードはいたって簡単で、マイGPTの設定画面で「ファイルをアップロードする」を選択することでアップロードできます。

PDFの内容に基づき質問に回答するように指示

マイGPTには、設定画面の中に「指示」という箇所があるので、そこに自分好みの指示を打ち込むことができます。

例えば、「回答は1000文字以内でお願いします」と指示することで、自分の希望する文字数で回答するように設定できます。

その他の細かな指示

自分の場合は、以下の内容を指示に入れてみました。

  • メンターの口調を仙人っぽくする。
    通常、会話の語尾は「ですます」調になるのですが、それだとちょっと素っ気ない感じがしたので、語尾を仙人っぽく「〜じゃ」、「じゃのう」などに変更しました。
  • 返答内容は、「肯定・褒める・正しい方向に導く」を心がける。
  • 本の引用をするときは、必ず本のタイトルを記載する。

さっそく使ってみた

ここでは、メンターへの質問と回答をすこしお見せします。

質問1: 今の不安定な世の中を生きる上でのアドバイスをください。

今の不安定な世の中を生きる上で、心を安定させ、人生を前向きに捉えるためには、以下のような視点が大切じゃ。

1. 現在に集中する

『The Power of Now』(エックハルト・トール)では、「現在」に焦点を当てることの重要性が強調されておる。未来や過去への過度な思考は、心を不安定にし、ストレスの原因となる。「今この瞬間」に集中することで、心の平安を保つことができ、未来への不安を軽減できるじゃろう。

2. 失敗や変化を恐れずに受け入れる

『Creativity, Inc.』(エド・キャットムル)では、変化や不確実性に向き合い、恐れることなくそれを乗り越える力が強調されておる。不確実な時代には、すべてをコントロールすることはできぬゆえ、むしろ失敗や変化を成長の機会として捉えることが大事じゃ。適応力を持ち、学び続けることが、未来を切り開く鍵となる。

3. 内面的な強さを見つける

『Man’s Search for Meaning』(ヴィクトール・フランクル)では、人間が極限状態にあっても、内面的な「意味」を見出すことが心の強さを育てると言われておる。困難な状況に直面しても、自分自身の価値観や使命を大切にし、それに従って生きることが、精神的な安定をもたらすのじゃ。

4. 習慣の力を活用する

『Atomic Habits』(ジェームズ・クリアー)は、習慣が人生にどれほど強力な影響を与えるかを教えておる。小さな良い習慣を積み重ねることで、不安定な時代でも自分の成長や健康を維持できる。変化の中でも自分を支えるルーティンを持つことで、安心感が得られるじゃろう。

5. 他者とのつながりを深める

『How to Win Friends and Influence People』(デール・カーネギー)は、人間関係の重要性について教えておる。困難な時期には、孤立せずに他者と心を通わせることが支えとなる。他者との信頼関係を築くことが、自分自身の心の平穏にもつながるのじゃ。

これらの教えを実践し、心の平安と目的意識を持ちながら、今を大切に生きることが大事じゃよ。どんな時代でも、内なる強さを持つ者は乗り越えられる。

質問2: 20代のお金の使い方について教えてください。

20代のお金の使い方については、いくつかの重要な原則を押さえることで、将来の経済的安定と成功を築くことができるのじゃ。『リッチ・ダッド・プア・ダッド』や『The Richest Man in Babylon』などの書籍には、基本的な金銭管理の教訓が多く含まれておる。以下にいくつかの実践的なアドバイスをまとめてみるぞい。

1. 収入の一部を貯蓄する習慣をつける

『The Richest Man in Babylon』では、収入の10%を貯蓄することが強調されておる。このシンプルな習慣が、長期的な富の蓄積につながるのじゃ。若いうちから収入の一部を積み立て、急な出費や将来の投資に備えることが大切じゃ。

2. 自己投資を怠らない

『リッチ・ダッド・プア・ダッド』では、「お金があなたのために働く」ようにすることの重要性が語られておるが、これを実現するためには自己投資が不可欠じゃ。20代は自己成長とスキルの向上に力を入れるべき時期じゃのう。学び続けることで、長期的な収入アップやキャリアチャンスの広がりを期待できる。

3. 浪費を避け、必要な支出を見極める

若いうちはつい贅沢や浪費に走りがちじゃが、支出を厳しく管理することで経済的な安定が得られる。これは『Atomic Habits』に書かれているように、日々の小さな習慣が将来に大きな影響を与えることと似ておる。必要なものと欲しいものをしっかりと区別し、長期的な目標に資金を振り向けるのが賢明じゃ。

4. 早期からの投資を検討する

20代は時間を味方にできる貴重な時期じゃ。『リッチ・ダッド・プア・ダッド』では、株式、不動産、ビジネスへの投資が長期的な富を生むと教えておる。複利の力を活かし、リスクを分散した投資を早期に始めることが、将来的な経済的自由への道となるのじゃ。

5. 負債管理の重要性

負債は賢く使うことができれば資産形成に役立つが、不必要な借金は避けるべきじゃ。『リッチ・ダッド・プア・ダッド』でも、良い借金(投資のための借金)と悪い借金(消費のための借金)を区別し、後者を避けることが推奨されておる。

6. 積極的な行動と学びの姿勢

『The Miracle Morning』などでも言われておるように、毎日の習慣が未来を形作るのじゃ。金銭面でも、無駄な支出を見直し、投資や貯蓄に回すことで、着実に富を築いていける。常に学び、改善する姿勢が成功の鍵じゃ。

このように、20代は未来を見据えて計画的にお金を使い、同時に自己成長にも投資することで、将来の大きな成功と自由を手にすることができるのじゃ。

学習させた世界の名著(一部)はこちら

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は、ChatGPTのマイGPT機能を活用して、自分専用のメンターを作ってみたわけですが、いかがだったでしょうか?

自分専用のメンターが欲しいと思っている方って、実は世の中にけっこう多いのではないでしょうか。

とはいえ、メンターやコーチングのサービスを受けるにはそれなりの費用も時間もかかります。

また、必ずしも自分の悩みが100%解決されるわけではありません。

これは、もちろんChatGPTも同じことではありますが、GPTの方が圧倒的に気軽に始められるのではないでしょうか?

個人的に、ここがよくに良かったなと思う点としては、会話相手はAIなので、指示内容によっては否定も批判も一切しないところです。また、いつ何時も自分の質問や悩みに真正面から向き合ってくれます。

気軽にメンターというものを体験してみたい、もしくは悩んだ時にとりあえず何かアドバイスがほしい、そんな方には、今回ご紹介したChatGPTを活用した自分専用のメンターを作ることをぜひおすすめしたいです。

今回の記事では、メンターを作成するために本を活用しましたが、学習させる内容を変えれば、日々の業務にもバリバリ活用していただけると思います。

例えば、業務マニュアルを読み込ませるとか。(もちろん機密情報が入っている場合はアップロードは控えてくださいね。)

というわけで長々と語ってまいりましたが、

以上、今回は「ChatGPTを使って自分専用のメンターを作ってみた」についてモノがたってみました。

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