フリーランスになる前に知っておきたい5つのリアル

皆さん、こんにちは!

皆さんもすでにご存知かもしれないですが、フリーランスという働き方には多くの魅力があります。

自分のスケジュールを自分で決められる自由、得意なスキルを活かして仕事ができる充実感、そして何より、自分自身がビジネスの主役であるという点。きっと誰もが一度は憧れる働き方なのではないでしょうか。

でも、その一方で、実は予想以上に厳しい現実も待ち構えています。安定した収入がないストレス、契約からお金の管理まですべてが自己責任、予期せぬクライアントとのトラブルなどなど、サラリーマン時代には考えもしなかったような問題に直面することも多々あります。フリーランスとして生き抜くためには、これらの「リアル」にどう対処するかがとても大切なんです。

そこで今回の記事では、フリーランスとして働く前に絶対知っておきたい「5つのリアル」についてお話しします。もしまだフリーランスになるかどうか迷っているなら、この記事がその一助となれば嬉しいです。すでにフリーランスとして活動している方にも、何かしらの気づきや新しい発見があれば幸いです。

それでは、早速見ていきましょう。

リアル1】税金と保険

税金…。人によってはこの言葉だけで眉間にしわが寄るかもしれませんね。

でも、いくら嫌だなと思っても、フリーランスとして独立すると、この税金というのは避けて通れません。

とくに日本では、所得税、消費税、住民税、個人事業税など多くの税の種類があり、しっかりと理解しておかないと後で大変なことになることも。税金を怠ると、信用問題にも繋がるので、この部分はきちんと理解しておきましょう。

「でも、どれから手を付けたらいいの?」って思いますよね。まずは確定申告は絶対チェックすべき必須項目です。これは年に一度、自分の収入と支出を申告するもので、いわば「一年間でどれだけ稼いで、どれだけ使ったか」を国に報告する習慣です。そして、それに基づいて税金が計算されます。

自分の場合は、クラウド会計ソフト「freee」を使用し毎年確定申告をしています。個人的にもこういったクラウド会計ソフトは今の時代のフリーランスにはほぼ必須だと思っています。便利かつサポートも非常にしっかりとしていてフリーランスの強い味方となってくれます。

次に、保険ですが、これも自分でしっかりと選ばないといけません。サラリーマンの場合、会社がほとんどの保険に加入してくれますが、フリーランスだとそうはいきません。健康保険や年金は自分で加入する必要があります。

「どれが自分に合ってるのかな?」と迷ったら、専門家に相談するのも一手です。何かあったときに備え、自分に適したプランを見つけましょう。といってもなんの知識もなく相談にいくとカモにされる可能性もあるので、少しは知識武装してから行きましょう。

税金や保険は、フリーランスになる前にしっかりと把握しておくべき「リアル」な部分です。でも、一つ一つクリアしていくことで、フリーランスとして安心して働くことができるようになります。これからのステップに進む前に、まずはこの基礎を固めておきましょう。

【リアル2】契約と法的な知識

契約、こちらもフリーランスとして働く上できちんと把握しておきたい重要なテーマのひとつです。

フリーランスとして働く場合、独立したとはいえ、他の企業や個人との契約がほとんどですよね。契約書にサインする前に、「これって本当に大丈夫なの?」と皆さんも一度は疑問に思ったことがあるかもしれませんね。

まず知っておきたいのは、契約形態です。日本で一般的なのは「業務委託契約」ですね。これは企業とフリーランサーとの間でよく結ばれる契約形態で、作業内容、報酬、期間などがしっかりと記載されています。でも、これだけで安心してはいけません。中には不利な条件が書かれている場合もありますから、しっかりと読んで、必要なら専門家に相談することも大切です。

そして、法的トラブルを避けるためには、ある程度の「知識」が必要です。例えば、クリエイターやアーティストにとって著作権についての理解は必須です。自分が制作したものの権利がどうなるのか、契約書でしっかりと確認しましょう。また、契約違反やトラブルが起きた場合の対処法も知っておくと、後々安心です。

「え、法律の本でも読むの?」と思うかもしれませんが、少なくとも基本的なことは把握しておくと、仕事をする上での安心感が全く違います。契約や法的な知識は、フリーランサーにとっての「防御の盾」のようなものですからね。

ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、契約や法的な知識はしっかりと身につけておきましょう。そうすれば、何かトラブルが起きたときも、しっかりと対処できます。次に進む前に、このポイントもしっかりとおさらいしておいてくださいね。

リアル3】不安定な収入

フリーランスの仕事は自由で魅力的ですが、収入が安定しないというのがよく言われる懸念点の一つですよね。

毎月の生活費だけでなく突発的な支出、それに税金と保険料もありますから、収入が不安定だと色々と心配になりますね。

では、この「不安定な収入」にどう対処すればいいのでしょうか。

一つの方法は、まずは緊急時の資金をしっかりと確保しておくことです。もしもの時のために、できれば3〜6ヶ月分の生活費は手元に置いておくことをおすすめします。これがあれば、仕事が減ったときや急な支出があっても、少しは安心できます。

次に、収益源を多角化することも重要です。例えば、あなたがデザイナーであれば、デザイン以外のスキルを学んで、既存のスキルと掛け合わせをした新しい仕事を提供してみるのも手です。具体的には、デザインと動画編集を掛け合わせて、自分のオンライン講座を作成したり、デザインとライティングスキルを掛け合わせてデザインに関するブログでアフィリエイトを始めるなど、収入源を増やしていくと、一つの仕事が減っても安心できます。

このように、不安定な収入に対する対策はいくつかあります。最初は少し大変かもしれませんが、その努力が後で安心と自由につながるはずです。

リアル4】スキルとマーケットニーズ

皆さんは、「自分のスキルが市場でどれくらい価値があるんだろう?」と思ったことはありませんか?

残念ながら、どんなに技術的なスキルが高くても、それが市場で求められていなければ仕事はなかなか増えません。

逆に、市場で求められるスキルを持っていると、スキルの高い低いはあまり気にせずとも仕事の選択肢はぐっと広がります。

例えば、昨今、テクノロジー関連のスキル(AIやデータ分析など)は非常に高い需要があります。また、それとは相反するように見えるかもしれませんが、HRやカスタマーサポートなどの需要も決して低くはありません。そこで、まずは自分が持っているスキルがどれくらい市場で求められているのかを調査することが重要です。

ただ、求められるスキルがあったとしても、それが市場から見えなければ意味がありません。つまりは、あなたの存在を認知してもらえないと、仕事を頼みたくても頼めないということです。

そこでまずは、自分のポートフォリオをしっかり作って、それをオンラインで公開したり、SNSで実績をアピールするなどを積極的にしてみてください。特にフリーランスは、口コミや実績が次の仕事につながることも多いので、自分自身をしっかりと知ってもらう準備を万全にしておくことが重要です。

要は、自分のスキルがどれだけ求められているのかを把握し、求められている市場にそれをうまくアピールしていくということです。そうすることで、不安定な収入や仕事の不足といった問題も、少しずつ解消されていくでしょう。

【リアル5】ワークライフバランス

さて、最後に触れたいのは、フリーランスとワークライフバランスについてです。

大半のフリーランスは家で働かれているのではないでしょうか。

家という住み慣れた場所で働けるのはたしかに心地よいかもしれませんが、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちなのも事実です。

自己管理がきちんとできているフリーランスの方であれば何も問題ないかもしれませんが、それがあまり得意でないとメリハリのない生活が続き、きちんとしたワークライフバランスを実現できなくなってしまうかもしれません。

若いうちはがむしゃらに何時間も働いていも大丈夫と思われている方もいらっしゃいますが、フリーランスとして長期的なキャリアを築くためにはやはりワークライフバランスは意識すべきです。

そこで意識していただきたいのが、タイムマネジメントとセルフケアです。

時間を効率よく使うスキルは、フリーランスにとって絶対必須です。とはいえ、自分ですべて管理するのが苦手な方もいると思います。そこで、カレンダーアプリやTo-doアプリなど、便利なツールを活用して、1日のスケジュールをしっかりと管理しましょう。私の場合は、カレンダーアプリはGoogleカレンダーを、To-doアプリはTickTickを活用しています。どちらもUIがシンプルでとても使いやすく、どのデバイスからでもアクセスできるので大変便利でおすすめです。

そして、セルフケア。フリーランスは一人で仕事することも多く、何かとすべてを一人で抱えがちですから、ストレスもたまりやすいと思います。そこで、定期的に運動をしたり、好きなことでリフレッシュする時間を持つことも、持続的なフリーランスライフを送る上で非常に重要です。

フリーランスというのは、働く自由度と引き換えに、自分自身でしっかりとバランスを取るスキルが必要になるというわけです。そう考えると、タイムマネジメントやセルフケアは、ただの「生活の知恵」以上のものであることがお分かりいただけたと思います。

いかがでしたでしょうか。フリーランスには多くの魅力がありますが、それに伴ういくつかのリアルな課題もあるということが伝わったかと思います。でもそんなに心配しないでください。ここでお話ししてきたことを準備すれば、皆さんも必ず乗り越えられます!

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

さて、今回はフリーランスに関する5つのリアルについてお話ししてきました。

これらを知っておくだけでも、これからフリーランスを目指そうとしていた方にとっては、その生活が良い意味でぐっとリアルなものになったのではないでしょうか。

これまで述べてきた様に、確かにフリーランスとして生きていくのは容易ではありません。税金、保険、契約、収入の不安定性、そしてワークライフバランスなどなど、様々なことを考慮する必要があります。これらは一見、大変そうに見えるかもしれません。

しかし、逆を言えば、これらをしっかりと理解し、対策をしておけば、フリーランスとしての道は案外悪くない(むしろ良い!)と思ってもらえると思います。知識と準備があれば、日本では厳しいと言われるフリーランス生活でも、成功する可能性はぐんと高まるのです。

大事なのは小さな一歩から始めることです。焦らず自分のペースで進んで行きましょう。

以上、今回は「フリーランスになる前に知っておきたい5つのリアル」についてモノがたってみました。

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