海外移住をするときに直面する一つの壁が、「キャリアが制限される」ことではないでしょうか?
言語の壁や外国人であることで、日本の時には就けた職に必ずしも就けるわけではありません。それを理由に、海外移住を諦めたり、海外で面白くない生活を送るのはモッタイない。
しかし、私たちが生きているのは「ネットの時代」!
パソコン一つあれば、どこでも仕事をしながら、自分のキャリア設計をすることができる、なんともありがたい時代に私たちは生きています。実際に、オンラインでの仕事を見つけて、海外移住の夢を叶えた「デジタルノマド」の人たちが世界中で増えているのもその証拠でしょう。
しかし、すべての仕事がオンラインではできるとは限りません。技術が進化して、より多くの仕事がオンラインでできるようになったとは言え、まだまだ特定のスキルを要する仕事が多いのが現状です。今回は、私が知り合った「デジタルノマド」の人たちから聞いた、彼らの海外移住を叶えたオンラインの仕事内容を紹介します。
目次
デジタルノマドの仕事内容って幅広い!
言語を教えたことがないという人でも、教えながら自分で教え方を勉強したという人はたくさんいます。最初は、オンラインレッスンを提供するウェブサイトに教師として登録して、教えるところから始めることができます。経験を積んだ人であれば、口コミで生徒さんと直接やりとりをして、フリーランスとして教えることができるようになる仕事でもあります。
これは、日本人の特権をフル活用できる仕事です!スカイプなどのツールを使って、日本語を外国人に教えたり、他に得意な言語があれば、その言語を日本人に教えることができます。
オンラインツールを使うので、場所にとらわれずいつでもどこでもレッスンをすることができます。これは、週の特定な時間帯をレッスンのために空けることが可能な人、また教えることが好きな人に向いたお仕事です。
教師として登録できるサイトはいくつかありますが、中でもオススメは「Preply」。日本語にも対応しているので、興味がある人はここからまずは教師の仕事に挑戦してみてはいかがですか?
これは、売りたい商品がある人にとってピッタリの仕事ですね。最近では、自分で商品を簡単に販売できるプラットフォームが充実してきました。
海外の人たちの間では、「Shopify」、「eBay」、「Etsy」などのプラットフォームが人気です。日本では、海外向けにネットショップを開設できる「Base」などが人気ですよね。
つまり、自分でEコマースサイトを運営してお金を稼ぐことができる時代になっているのです。そのEコマースビジネスの中でも注目を浴びているのが「ドロップシッピング(drop shipping)」。YouTubeでも、ドロップシッピングのコツを教えるハウツー動画も多く見かけるようになりました。
「ドロップシッピング」とは、商品の在庫や仕入れをする必要がなく、消費者から注文を受けて、メーカーから直接商品を配送するビジネス形態です。そのため、仕入れや在庫を気にすることなく、手軽に始められるEコマースビジネスとして人気を集めています。
メーカーの商品に対して自分の価格を設定し、マーケティングを行い、注文があれば梱包と配送をメーカーが行うため、仕入れに費用はかからず、原価から差しひいた金額を受け取ることで、収入を得ます。中には、アリババなどから中国製品を安く取り寄せて、ローカライズして、AmazonやShopifyなどのプラットフォームを利用して販売するケースもあります。
ニッチな市場を探す調査スキルや、マーケティングスキルなどが求められるお仕事もあります。
写真を撮ることが好きな人や、すでにプロカメラマンとして実績がある人であれば、カメラマンとして海外で働くことができます。
海外に居ながらも、色々な人とコネクションを作ることで、ウェディングや記念日の写真を撮るようになったという人にも多く出会いました。
また、カメラマンとして駆け出しの人であれば、「Shutterstock」や「iStock」などのプラットフォームで写真を販売することもできます。もちろん、少額ではありますが、少しずつそこから実績作りをすることもできますよ。
デジタル時代になり、これからビジネスを始める人で、オンラインを使わないという人はいないでしょう。どの会社でも、オンラインでサービスや商品を販売するため、デジタルマーケティングの仕事の需要は伸び続けています。
しかしデジタルマーケティングと言っても、様々な仕事があります。GoogleやFacebookの広告運営、SEO、SNS担当、コンテンツを作るライターなどの仕事が当てはまるでしょう。
デジタルマーケティングのどの分野でもいいので、少しでもスキルや経験を持っていると、仕事が見つけやすくなります。実際に、私は前職のデジタルマーケティングでの経験を生かして、日本でビジネスをしたい海外のクライエントを探して「ローカライゼーション」を仕事としていましたが、想像以上の需要がありました。
私がクライエントを探すために使っていたサイトは「Upwork」です。このブログでも何度も登場しているこのフリーランス向けプラットフォームは、日本人ネイティブの需要も結構あって狙い目です!
【Upwork】英語が得意なら、Upworkでフリーランスを始めよう!グラフィックデザイナーは、バナーやパンフレット、本の表紙などを制作するクリエイティブなお仕事です。仕事をすべてパソコンでできてしまうため、フリーランスとして働くには最適なスキルですよ!
また、クリエイティブな仕事だからこそ、海外で住みながら働くことで、新しい刺激やアイデアを生み出すこともできるため、デジタルノマドとは相性の良い仕事ではないかと感じています。
私自身、新しいスキルを身に付けたいとずっと思っており、今グラフィックデザインに興味を持っています。PhotoshopやIllustratorの使い方も、最近ではYouTubeで簡単に学ぶことができます。
また英語のサイトで、「Skillshare」という新しいスキルを学べるプラットフォームがあります。ここから、実際にデザイナーさんから直々にPhotoshopやIllustratorの使い方、デザインの方法、デザイナーの仕事の様子などを、ネット上で学ぶことができて大変便利です。
副業のためにスキルを身につけたい方必見!スキルアップサービス「Skillshare(スキルシェア)」をご紹介このスキルがある人は、すぐに海外でフリーランスを始められます!羨ましい!
プログラミングができる人は、クライエントから仕事をもらってリモートで仕事ができます。それだけでなく、オンライン上で自作した製品を販売する人、プログラミングを教えるオンラインコースを作って販売している人もいるなど、ビジネスの可能性が広がるスキルでもあります。
プログラミングができない人でも、今ではオンラインで自分で勉強ができる時代です。独学でプログラマーになった人も多いため、少しずつ今から習得できるスキルでもあります。
私自身、WordPressを使うようになってから、HTML&CSSを学ぶために、オンラインコースを受けて見たことがあります。これから初めてプログラミングを勉強しようという人におすすめなのが、「Codecademy」です。
すべて英語ですが、もし抵抗がなければ英語で勉強する方がおすすめです。なぜなら、特にHTML&CSSなどの言語は英語をベースにしていること、そして今後海外でプログラマーとして仕事するのであれば専門用語は英語で慣れておくと便利だからです。
フリーランスをしている人で、ブロガーやYouTuberとしてお金を稼いでいる人によく出会います。ブロガーやYouTuberは、もちろんお金を稼げるようになるまでには時間がかかる、地道な作業と努力が求められる仕事ですが、一度フォロワーがつくと、安定した収入源になる可能性も秘めています。
この仕事は、どの他の仕事よりも「継続性」が求められると思います。最初はお金が入ってくる保証もないですし、どんどん新しい人が進出している分野だからこそ、継続して続けられる人でなければ、埋もれてしまう・・。
一方で、誰でも簡単にオンラインで始められる利点もあります。また、ブログやYouTubeを始めることで、デジタル広告やアフィリエイト、SEOを学ぶこともできます。これらの知識がある人は始めやすいかもしれないですし、知らない人でもこれを機会に勉強をして、ブログやYouTubeでの実績を元にフリーランスとして働くチャンスも生まれる可能性が大いにあります。
これが、私がフリーランスに転身した時に選んだ仕事です。
語学が得意な人や書くことが好きな人であれば、比較的簡単に挑戦しやすいのではと思います。経験が浅い人は、最初はクラウドソーシングから仕事を得て経験を増やすことをお勧めします。
単価の低い仕事から始めて、どんどんスキルアップすることで、収入をアップさせることも容易です。
私がフリーで翻訳・ライティングを始めた時に使ったのが、先ほども紹介した「Upwork」です。
【Upwork】英語が得意なら、Upworkでフリーランスを始めよう!Upworkはアメリカのクラウドソーシングサイトで、世界中のフリーランサーが仕事を見つけるために使っています。英語に抵抗がない人であれば、翻訳やライター以外にも、デジタルマーケター、グラフィックデザイナー、ウェブデベロッパーの仕事もたくさんあるので、ぜひ挑戦してみてください!
まとめ
今回紹介した仕事をすでにしている人、または経験やスキルを持っている人であれば、フリーランスに転身して海外移住を実現しながらキャリアを続けることが可能です!逆にこのようなスキルがなくても、無料でオンラインでスキルを身に付けられる時代です。どのような仕事であっても常にスキルアップすることは欠かせません。少しでも興味を持った仕事があれば、今回紹介したウェブサイトも活用しながら、新しい一歩をぜひ踏み始めてみてください。