僕の愛用するフィルムカメラ、「Leica M6」とその作例

leicam6

皆さんどうも、カメラ大好きユウスケです。
前回、長々とフィルムカメラについて語りましたが、今回は僕の愛用するフィルムカメラ、「Leica M6」について作例をまじえてレビューしていけたら思います。

前回のフィルムカメラに関する記事はこちらからお読みいただけます。フィルムカメラに対する想いだったりカメラ歴などもざっくばらんに書いていますので、そちらもお読みいただけたら嬉しいです。

filmcamera 最近ハマっているフィルムカメラについて

僕とLeica M6の出会い

僕が初めてLeica M6(以下、M6)と出会ったのは5年前の2016年、当時アメリカに住んでいた時でした。

当時よく一緒に遊んでいたアメリカ人の友達の家に遊びにいったときに、彼のお父さんが自慢げに見せてくれたのが、M6でした。

当時の自分はフィルムカメラというものが、なにかすら理解していなかったので、そのカメラをみた時に

ユウスケ
ユウスケ

「これ後ろに何もついてないけどどうやって写真確認するの?」

おじさん
おじさん

・・・

と今思うととてもバカげた質問をしておじさんを絶句させてしまったわけですが、おじさんはそんな自分に対して呆れることなく事細かにフィルムカメラのことや愛機であるM6について色々と教えてくれました。

その時有難いことに直接カメラを触らせてもらい何枚かシャッターも切らせてもらったわけですが・・・あれは手で持っちゃダメですね(笑)持った瞬間に惚れ込んでしまいます。

ずっしりとした重厚感と静かなシャッター音、手に馴染みのよいサイズ感。

ユウスケ
ユウスケ

持った瞬間になんとも言えない心地よさを感じたことを今でも覚えています。

これが自分とM6とのはじめての出会いだったわけですが、正直おじさんの溢れ出るライカ愛があまりにも奥深く、自分も一気にライカというカメラに惚れ込んでしまいました。

その時は冗談まじりで

ユウスケ
ユウスケ

いつかお金が溜まったら自分も買いたいな〜

と伝えただけだったのですが・・・

時は流れ2018年。

すでに日本に帰国していた自分のもとに、一通のメールが届きました。

なんとあのおじさんからだったのです。

ひさびさのメールだったので、何かなと思ったのですが、

おじさん
おじさん

eBayでとても状態の良いM6が安価で出品されてるから、ユウスケ買ってみないか

いう内容でした。

その時のLeica M6の日本の相場と言えば中古でどんなに安くても約20万円前後でした。

なんとそのeBayの価格は9万円だったのです。衝撃すぎてそれが偽物ではないかと疑ったほどです。

でも、ライカ愛の深いおじさんが自分のために見つけ出してくれたM6。

これはもう買う運命なんだなとその時悟りました。

セレンディピティーという言葉があるように、偶然の出会いって起こるんだなぁと身を持って体験したわけです。

その連絡があってから3週間後、僕はついに憧れのLeica M6を手に入れました。

なぜM6なのか

正直この問いは愚問かもしれませんが、僕なりにLeica M6を選んだ理由をお話しします。

まず一番の理由は、先ほどお話ししたアメリカ時代の偶然の出会いと思い出がつまったカメラだからです。

今もM6を手に持つたびにあの頃の思い出が蘇ります。

手に持った瞬間にそんな思いにふけられるカメラって何だか素敵じゃないですか?

もちろんこれ以外にも理由はたくさんあります。以下に簡単にまとめますね。

  1. シンプルでミニマルなデザイン
  2. 持った時の重厚感
  3. 手に収まりの良いサイズ感
  4. 所有しているMマウントレンズがそのまま使える
  5. 電池不要で撮れる機械式であることのロマン
  6. 周りを邪魔しない静かなシャッター音
  7. レンジファインダーでフォーカス合わせを楽しめる
  8. メンテナンスのしやすさ(修理が現在も可能)

この中の「電池不要で撮れる機械式であることのロマン」についてですが、実はこれを選ぶ明確な理由があるんです。

以前電子式のフィルムカメラ(Fujifilm GA645 Zi)を使用していたのですが、それが突然動かなくなってしまったんです。(ぶつけても落としてもないんですが・・・)

いざ修理に出そうと思ってネットで修理先を探してみたところ一店も見つからず、結局それっきりになってしまったというとても残念な出来事がありました。

それ以来、フィルムカメラを買う際はできる限り電子式のものは避けようと思うようになりました。(これから電子式のフィルムカメラのご購入を検討されている方は、ぜひ購入前に国内にそのカメラの修理店があるか事前に確認しましょう。)

上記の理由もあり、Leicaの電子式フィルムカメラであるM7ではなくM6を選びました。(Leica M7はこの記事を執筆している現在も国内で修理対応しているところもあるので上の心配はご無用ですね。)

レンズの組み合わせ

おそらく初めてライカのカメラを手にした人にとって、一番の悩みどころがレンズをどれにするかだと思います。

「ボディがライカならレンズもライカにしたい」

おそらくほぼ全てのライカユーザーが一度は必ず願うことではないでしょうか?

ただ、ご存知だと思いますが、ライカの純正レンズって非常に高額なんです。

もうそれは軽自動車1台、いや2台くらい余裕で買えるくらいの値段なんです。

もちろん、自分もはじめライカを手にした時に同じように考えたわけですが、結局今は違うレンズを購入して使っていますし、それで十分満足しています。

今回は、自分のお気に入りのMマウントレンズをいくつかご紹介します。

まずはこちら

七工匠 7Artisans

中華メーカーの七工匠です。こちらは、中国の深センのレンズブランドです。

中華メーカーと聞いて眉をひそめた方、侮らないでください!こちらのメーカーのレンズは、ライカの純正レンズに引けをとらないくらい非常に精巧にできていて、それでいて価格はかなり良心的なんです。写りもシャープで質感もとても上品で高級感があります。

私は七工匠のレンズを全部で3つ持っているのですが、そのどれもが非常に満足のいく写りを表現してくれます。

七工匠 7Artisans 35mm F2.0 ブラック 単焦点レンズ

七工匠 7Artisans 50mm F1.1 ブラック 標準レンズ

七工匠 7Artisans 75mm F1.25 ブラック 単焦点レンズ

フォクトレンダー Voigtlander

出典: COSINA

こちらもライカ用のレンズといえば間違いなく思い浮かぶレンズブランドですね。日本だとコシナが販売しています。

非常にシャープな写りを表現してくれることでも有名なフォクトレンダーですが、とにかくレンズがコンパクトでファインダーをのぞいた時にレンズの縁が映り込まないのも非常にありがたいところですね。フォクトレンダーは、比較的コンパクトなサイズ感のレンズが多いです。また、フォクトレンダーあるあるなのですが、なんとも言えないエモいフレアが出て、周辺減光もあいまってよりユニークで味のある写真に仕上げてくれます。

フォクトレンダー Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 II SC

フォクトレンダー Voigtlander NOKTON 50mm F1.1

作例のご紹介

中古で買うならどこがおすすめ?

自分の場合は、海外のeBayで購入した訳ですが、できることなら実店舗での購入をおすすめします。

ネットで買うのももちろんありですが、その場合はかならず、商品の詳細をきちんと確認し自分の納得のいくものか十分チェックした上で、購入しましょう。

一概には言いづらいですが、実店舗のお店と異なり、メルカリやヤフオクなどのネット販売はハズレをひくこともあります。実際の商品内容と異なるものが届いたり、ひどい時には偽物が届くこともあります。

最近は、その傾向も徐々に薄れてきているようですが、ネット購入する際はいま一度販売元および出品者が十分信用に足るかクチコミやレビューなどをチェックして判断しましょう。

また、ネットで購入する際は、少なくとも以下の点は必ずチェックしましょう。

  • 完動品か(動作に問題はないか)
  • 商品の状態は良いか(傷、割れ、汚れ、カビなどはないか)
  • 不足品はないか(パーツ不足がある場合は自己調達しないといけません)
  • 商品写真は細かく掲載されているか
  • カメラ製品を中心に販売しているか(全然違う商品を販売をしている中にカメラが紛れている場合は、カメラ知識に乏しい素人さんかもしれません。)
  • 質問への応答はきちんとしているか(たまにコメントしても返事がない出品者がいるので要注意です)
  • 出品者は信用できるか(過去のレビューなどから判断しましょう)

Leica M6は年々値上がりしており、先月新宿の北村写真機店で確認したところ価格が30万円をすでに超えていました。3年前には20万円前後だったので約10万円ちかく値上がりしていることになります。よくライカは資産という話を聞きますが、この値上がり具合をみるとあながち間違ってないようですね。

まとめ

フィルムカメラを始めてから写真という趣味がより一層好きになりました。

一瞬一瞬をより意識して撮るので、一つ一つの写真に思い入れが強くなります。僕は、Leica M6と出会い、写真に対する思い入れが今まで以上に強くなりました。

カメラは何台あっても良いけど、やはりこれが一番好きという自分だけの愛機を持つことは、撮るという行為そのもののモチベーションも上げてくれます。

これからもたくさんの思い出をLeica M6とともに残していきたいなと思います。

以上、今回は僕の愛用するフィルムカメラ、「Leica M6」についてモノがたってみました。

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